節目ごとに読み直したい教育書5冊
あと4日後には3学期が始まろうとしています。
やらないといけないことはたくさんあるけど、ついついダラダラしてしまう日々、、、
初心を思い出すために、自分が今まで読んできた中で、折にふれて読み直したい(読み直してきた)本5冊を紹介したいと思います。
まずは、、、
やっぱり外せない一冊。
現場に出てみて、ついついハウツーに引き寄せられがちですが、原理に立ち戻ることの重要性を事あるごとに感じ、読み直してきました。
「何のための教育か?」
という問いは常に自分に問い続けておきたい。
2冊目
- 作者: 岩瀬 直樹,山中 正大,矢島 江里
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 2011/03/20
- メディア: 単行本
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こちらも今まで何度も読み直してきた本。
こんなクラス、学校をつくりたいなと読み直すたびに思います。
教師になった今読み直すと、中々保安官バッジを捨てきれていない自分に気づきます。
クラスの主役は子どもたち。そして自分もその一員。
ここから3学期はまた考え直していきたい。
3冊目
学生時代、「現場に出たときに、同じことを考えそうだなぁ。」と思いながら読み、実際現場に出てみて、この本に書かれていることの多くに共感してきました。
特に共感したのが、学校にあふれる「善意」のことについて。
P.13 ぼくは、すべての子が元気で明るくはきはきとしたら気持ちの悪い社会ではないか、と考える。
そして、「善意」ほど、ときとして人を深く傷つけるものはないとも思う。
学校にはその種の「善意」があふれかえっている。」
学校の先生たちには、それぞれが「子どもたちのため」を思う「善意」を持っている。
それぞれの「善意」があるけど、その取り組みはそれぞれ違っていて、そこから対立が起こる。
それぞれの思う善意から対話を深めることができれば、あいさつ運動とか無言掃除とか学校の中で当たり前になっている文化を見直すきっかけになるかもしれないと思うけど、いかんせん学校の先生にそんな余裕がありませんね…。
だからこそ、この「しなやかに生きる」というタイトルが良いなと今は思います。笑
4冊目
せんせいのつくり方 “これでいいのかな"と考えはじめた“わたし"へ
- 作者: 岩瀬直樹,寺中祥吾,プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ)
- 出版社/メーカー: 旬報社
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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学生時代は、この本を読んで、凝集性について考えさせられました。
今取り組んでいる『学び合い』では、凝集性をある程度求めている思います。
そこに対する違和感が自分の中で払拭しきれない。(自分の力不足もあると思いますが。)
自分の理想は、信頼関係を基盤とした個別の中にあるゆるやかな協働。
ここを目指す難しさを痛感した昨年でした。
本当の意味でクラスがチームになるということはどういうことなのか。
それぞれが居心地がよいと感じるクラスって?
教師としての自分のありかたはこれでよいのか?
そんな疑問を持ちながら、学生時代は飛ばしていた本の中にあるワークをしながら読み直したいです。
5冊目
「学びの責任」は誰にあるのか: 「責任の移行モデル」で授業が変わる
- 作者: ダグラスフィッシャー,ナンシーフレイ,Douglas B. Fisher,Nancy E. Frey,吉田新一郎
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2017/11/17
- メディア: 単行本
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わりと最近でで、読んだ本。
学びの個別化を実践していこうと思ったら外せないのではないかと思います。
この本を参考にしながら、少しづつ学びの個別化・協同化を進めていくことが今年の目標です。
簡単ではありますが、以上5冊!
3学期が始まるまでに、ぱらぱらとでもよいので読み直そうと思います。
しかし、今読んでいる本も、、、
かかわり方のまなび方: ワークショップとファシリテーションの現場から (ちくま文庫)
- 作者: 西村佳哲
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/10/08
- メディア: 文庫
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どちらもおもしろい!
ゆっくりと本を読める時間もあとわずかなので、じっくり読もうと思います。