学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

未来の社会を生きる子どもたち

3学期に向けて教材研究をしています。

 

題材は社会の「情報化社会を生きる」。

この単元の指導書をみていく中で、ふと疑問に思ったことを。

 

大人である私たちはここ数年で情報化社会の発展を目の当たりにしてきました。

携帯電話、スマートフォン、最近ではスマートスピーカーまで。

社会はどんどん便利になっていき、私たちの想像もできない未来がすぐそこまで来ているように感じます。

 

そこで最近、よく耳にするようになってきたsociety5.0という言葉。

「第5期科学技術基本計画」によると、society5.0とは

「必要なもの・サービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供し、社会のさまざまなニーズにきめ細かに対応でき、あらゆる人が質の高いサービスを受けられ、年齢、性別、地域、言語といった様々な違いを乗り越え、活き活きと快適に暮らすことのできる社会」

 

んーこれだけ読むと、どんな社会なの?ってぱっとは浮かびにくい。

 

昨日地上波初放送で話題を呼んだ「君の名は。」の放送途中の流れたこのCMがすごくわかりやすい。

https://youtu.be/gRSB9BxadYs

 

これを見ただけでも、10年後、20年後の未来が大きく変わっていることが感じられる。

働き方、仕事の内容も大きく変わってくるだろう。

じゃあ、そんな未来がくるとして、今の情報化社会を学ぶことにどんな意義があるのか。

もちろん、情報化社会が消えるわけでもないし、その発展としてのsociety5.0なわけだから、今の情報化社会の利便性・問題点を学ぶ必要性はあると思う。

 

だけど、大事なのは、今生きる社会の知識よりも、今生きている社会、そしてこれから子どもたちが生きていく社会でも通用する資質・能力を育んでいくことなんじゃないかなと思う。

 

 

そのためには日々の教室の中で、どんなことができるんだろう。

そんなことを考えてたら、全く授業の展開が思いつかなくなってしまったというオチ。笑