学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

イエナカフェin福岡ワークショップ2日目

イエナカフェのワークショップ2日目。

 

今日は作家の時間、読書家の時間のワークショップでした。

 

書くこと、読むことって学校だけじゃなく、大人になっても必要な能力だと思います。

だけど、今の学校教育では、1つの物語を何時間もかけて読み深めていくような授業を行っています。

(かく言う自分も今、わらぐつの中の神様の授業中)

 

確かに1つの作品を読み深めていく精読は必要。

だけど、それでは自立した書き手・読み手って育たないんですよね。

ごんぎつねを何時間かけて読んでも、新美南吉の違う本を読んでみたいという子どもは中々現れない。

 

書くことについても同じ。

作文などの授業は書く題材を教師から与えられ、強制的に書くことを求められます。

しかも、返ってきた作文には赤の添削がたくさんあったり・・・

 

このような体験を通して、国語が嫌いになる子ってほんとたくさんいるんだろうなぁ。

どうして文章を書かないといけないの?

どうして本を読まないといけないの?

 

この問いに答えられる教師って少ない。

だって教師自身が文章を書くことや本を読むことの価値を実感していない人が多いから。

 

自分自身本を読むことは好きだけど、最近は忙しさにかまけて全然読めていない。

文章を書くことも大切だと思いながら、ついついめんどくさいなと感じがち。

 

今日のワークショップは、そんな読むこと・書くことに感じていた自分自身の思いを見つめ直す良い機会でした。

 

まずは、自分自身が読むこと・書くことを楽しもう。

そこから始めたい。

 

2日間、本当に学びが多かったなと思うと同時に、自分はまだまだだなと痛感する2日間でもありました。