学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

おしゃべり

KAIさんのワークショップを経て、初日の学校。

 

とはいっても、いきなりPAや作家の時間に取り組むことはそう簡単ではありません。

 

どんなことから取り組んでいけるかなと考えながら学校に向かいました。

 

 

そこでふと思ったのは、あのワークショップの空気感でした。

 

ワークショップの中で、やることはたくさんあったはずなのに、何々は何時までっていうような細かいタイムスケジュールは全然なかったんですよね。

 

決まってたのは、開始の時間、昼休憩の時間、終わりの時間くらい。

休憩も合間合間にとるという感じでした。

 

そうすると、休憩の合間、ついつい人と話し込んでしまって、気づいたら始まってるということが何度かありました。

 

だけど、そこで

「初めますよー席についてください。」

なんて言葉はKAIさんから一切言われることなく、なんとなくみんな話を切り上げ席について始まっていました。

 

あの感じがなんとも心地よかったんです。

 

ワークショップに参加されていた方は本当に色々な方がいて、それぞれのおしゃべりの中に新しい学びや気付きがあったんだろうなと思います。

(自分自身もそうだった。)

 

せっかく盛り上がっているおしゃべりを強制的に断ち切ってしまうことのもったいなさのようなものをKAIさんは考えていたのかなと思いました。

 

 

自分の教室で振り返ってみると、

自分が話しているときに、子どもたちがおしゃべりしているのが目に入るとついつい気になりがち。

ときには、「〜さん。先生今なんて言った?」みたいに公開処刑のようなことをしてしまいます。(反省)

 

子どもたちのおしゃべりの中には彼らにとって価値ある内容や学びがたくさんあるんだろうな。

そしてそれが対話へとつながっていく。

くだらないと感じることの中に楽しさや発見があるものです。

 

 

そんなことを考えながら今日は、子どもたちのおしゃべりに耳を傾け聞いていました。

 

 

 

明日は算数で自己主導の学びに取り組んでみようと思います。

どんなおしゃべりが繰り広げられるか楽しみです。