学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

理想が見えた一日

 

今日の図工の時間。

 

今は糸のこを使ってパズルを作っています。

 

インフルエンザが流行ったこともあり、進度にはばらつきがある状態でした。

 

そこで、図工の作業が全て終わった人は、

・算数の時間でやった正多角形の書き方を使って、半径の長さを変えて、正多角形を色々描いてみよう!

・漢字スキルテストのやり直し

・終わってない人のお手伝い

 

この3つのどれかをやってね〜と指示しました。

 

 

この時の様子が、個人的にすごくよかった。

 

絵の具をやってる子

 

糸のこを使っている子

 

算数で正十二角形を描くのに挑戦している子

 

漢字のやり直しをしている子

 

できたパズルで遊ぶ子

 

終わってない人の手伝いをしてる子

 

それぞれがバラバラのことをやっているけど、

助けが必要な時は、

「糸のこの使い方教えて〜」

「正多角形ってどう描くんだっけ?」

という感じで、互いに助け合える。

 

そして、もちろん自分のやることに没頭している子もいる。

 

 

思いつきでたまたまできた状況だったけど、自分が作りたい教室ってこんな感じだな〜とふと感じました。

 

 

信頼関係を基盤にした緩やかな協働性。

 

 

これを実現させるためには、子どもたち同士の日常的な対話の習慣化を通した信頼関係の形成、子どもたちが学びあえる環境の整備が必要。

 

まだまだどちらも日々の教室では体現できてないな〜と感じるけど、なんだかイメージがふと目の前に現れてきて、「これだ!」と感じた日でした。