公正と平等
眠いけど、とりあえずメモ程度に。
校内研の道徳のめあて
「みんなと同じようなに関わることの大切さを考えよう」
このめあての時点でもうそれ以降があまり頭に入ってこなかった。
道徳が教科化されて、教科書を使用して授業することになった以上、何を授業の中で伝えようとしているのかには敏感にならければならないと思う。
題材から伝えられることはあると思うが、みんなと同じように関わることって基盤ではあるけど、それだけではだめ。
例えば子どもたちとのあいさつ。
クラスの一人ひとりに
「おはよう」
と声をかける。
それを意識している人は多いと思う。
しかし、みんなに同じように
「おはよう」
と声をかけるだろうか?
ちょっと体調が悪そうな子には
「顔色悪いね。大丈夫?」と付け加えるかもしれない。
昨日ちょっと強く叱ってしまった子には声の調子を気持ち優し目にするかもしれない。
そもそも根本的な言語か違うかもしれない。
道徳の指導要領に公平・公正として掲げられている項目が「平等」としてとらえられているような気がずっとしていた。
この違いってすごく大事だと思う。
よく例として挙げられるのはこのイラスト。
(このイラストの解説をしただけで、ちょっと引かれてしまったような…悲しい。)
何か共通の目標や目的があり、それらを達成するために全ての人に与えられるべきなのが平等。
平等の上に、さらにその目的や目標を達成するために個々人の課題に応じて調整し、振り分けて与えられるのが公正?
公正・公平の概念と平等の概念からしっかり分けて考えていかないと、道徳教育もただの価値観の植え付けになってしまう。
そんなことを思った一日でした。