学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

福岡『学び合い』セミナー2日目

セミナー2日目。

 

午前中は古田先生と福島先生のお話を再び聞くことができました。

 

特に印象に残っているのは、古田先生の教室の可視化のお話し。

ジコマナに取り組んでいる中で、それぞれの進度にばらつきがあると、誰がどこで困っているのか分からない状態が生まれてしまっていました。

子どもたちからもお互いの進度が見えないと、誰に声をかけていいか分からないとの声が。

 

ただ、進度がバラバラでも、お互いが分かるために互いの状態を気にかけるようにしてほしい。

そう思って、色々と手立てはうってきましたが、どうもしっくりときていなかった。

そんな中で、今日の教室の可視化の話は今の自分にぴったりのお話でした。

 

進度ではなく、その子の教室での学びの状態を可視化してあげること。

「分からない」「助けて」っていうことはやっぱりすごくハードルが高いんです。

僕も苦手。言えるようになりたいけど、そもそも自分が何がどう分からないのかが分からず、そんな状態で相手に聞くのって失礼かなとか思ったりしてしまいます。

子どもたちの中にも同じように思っている子はきっといる。

だけど、それがネームプレートを動かすことであったり、苦手ゾーンに行くことなどで、「分からない」「助けて」を表現する選択肢が与えられていることが重要なんだと思いました。

 

やっぱり子どもたちの学びに重要なのは自己選択・自己決定なんだと実感。

 

 

午後は、僕も若手実践者の一人として、発表をさせてもらいました。

今の自分が伝えられる実践としての形なんてほとんどないと思うけど、自分が何を見てきて、何を感じて、何を悩んで、今どんなふうに取り組んでいるのか。

それを聞いてもらって、参加者のみなさんと対話がしたいという思いで、お話しさせていただきました。

トップバッターで緊張するわ、予定時間は過ぎるわと反省点が多い発表でしたが、聞いてくれた方々に何か得るものがあれば、幸いです。

 

ほかの方の発表もすごくおもしろくて、学ぶことがたくさんあり、実践者の方・これから取り組みたいと思っている方々と色々お話しできたのも良い時間でした。

 

 

なんだかやりたいこと・考えたいことたくさんあるけど、とりあえず明日からまた地に足をついてがんばっていこうと思います。