自由と平等
道徳の授業にて。
リンカーンの奴隷制度廃止の取り組みと南北戦争という歴史的な出来事から「自由と平等」について考えるという授業でした。
ふつうに一斉授業だったんだけど、おもしろかった。
北側の考える自由と、南側の考える自由。
どちらも同じ自由を求めているのだけど、自由を求めているが故に争いになってしまう。
じゃあ「自由」ってなんなんだ!?
どうすればお互いの自由を保障しつつ、争いを起こさず解決できるのか。
そんなことをみんなで考えました。
そんな中で出てきたのが
「平等な自由」という考え方。
どちらも自由を求めているのだけど、南側は、誰かの自由を著しく侵食してしまっている。
どちらも自由がある程度保障されている状態にしないといけない。
そんな意見が出てきてきました。
これはまさしく、苫野先生の言う、「自由の相互承認」
子どもたちが自分たちの頭でひねくりだした言葉だっただけに驚き。
そこから、「自由の相互承認」に関する僕の解説が・・・
ほんとはもっと子どもたちに考えさせていろんな意見を出した方が良いのだろうけど、
つい熱が入ってしまいました。
しかし、それを今までの僕のどんな話よりも食いついて聞いてくる子どもたち。笑
授業が終わった後に、「自由って〜」とか「哲学おもしろい!」と言う子が出てきて
なんだか色々と考えさせられました。
授業が終わった後に自分が感じたのは、とにかく楽しかったということ。
自分の楽しいと思うこと、伝えたいことは子どもたちに伝染するんだな。
今まで自分の言葉は空虚だったのかもしれない。
子どもたちに伝えたいことって?
身につけてもらいたいスキルって?
なんだか分かっていたつもりで、そこがおざなりになってしまってブレブレになっていたのかも。
もう一回考え直さないといけません。
そして、熱弁した後、それに感化されたのか熱発症。
まさかのインフルエンザでようやく落ち着いた・・・
さて、あと1週間がんばろう。