学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

明日はいよいよ

 始業式です。

 

学級びらきに向けて、色々考えてたらワクワクしてきました。

 

今年のテーマは「自立」です。

 

集団の中でいかに自立した個を確立して、それぞれの良さを生かしながら協力していけるクラスを作れるか。

 

去年ずっともやもやしていたものが最近言語化していくことでやっぱりここにたどり着きました。

 

集団としての力を高めていく中で、生じていくのは「凝集性」です。

凝集性が高い集団ほど、一見まとまったいい感じの雰囲気に見えます。

ただそこには、集団の価値観に個がのみ込まれる危険性があるとは、以前から感じていました。

 

そして、最近気づいたもう1つの凝集性の危険性が、「依存」です。

「このクラスじゃないと〜できない。」

「このメンバーとじゃないと無理!」

「このクラスでいたい。」

 

そう感じてもらえるのは、教師として嬉しいことですし、まずはそう思ってもらう必要がある。

だけど、その先を見据えたい。

 

クラスって1年後には必ずなくなります。

そして、それぞれの進路によってはバラバラの道を辿ることになる。

そのとき、

「離れたくない」

「ずっと一緒にいたい」

と思う集団ではなくて、

 

「このクラスは最高だった。これからはそれぞれの道でこのクラスで学んだことを発揮して頑張ろう。」

 

そう思えるようなクラスを作りたい。

 

クラスという場所がなくなっても、不安なとき、何かをあきらめそうなとき、違う道で頑張っているクラスメイトを思い出して、「自分も頑張ろう。」

 

そう思える関係性を築きたい。

 

クラスという「場所」がなくなっても、「関係性」という居場所がある。

そんなイメージ。

 

まだまだ上手く言えないけど、子どもたちと共有して楽しい一年にしたいです。

 

 

さぁ、明日から頑張ろう。