学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

主体的・対話的って?

 

最近子どもたちを見ていて少しずつ成長しているな〜と感じることがあります。

 

それは、「友達を注意できるようになったこと。」

 

そんなのできて当たり前じゃんと思われるかもしれませんが、1学期はほとんどそれがなかったんだなと最近気づきました。

 

思い返せば、僕が注意することが多かったんです。

 

それを少しずつお互いに、

 

「今は本読んじゃだめだよ。」

「並ぼ〜」

「先生待ってるよ!」

 

とお互いに声をかけられるようになってきました。

1学期はおとなしく知っている人たちで固まって過ごすことが多かった子どもたち。

最近少しずつ関係ができあがってきたのか、お互いに悪いところはしっかりと注意できるようになってきました。

僕もいちいち怒らないで済むので、嬉しい(笑)

 

 

こんな些細な変化だけど、見落とさずにその価値を全体で共有していきたいと思います。

 

 

さて、今日は研修で他校の授業を見にいきました。

 

 

「主体的・対話的で深い学びの視点を取り入れた授業」

のはずだったんですが、教師が持っているゴールに無理やり子どもたちを引っ張っていったという感じが拭えない・・・

 

うーんという感じでした。

 

 

その後の協議でも、次期学習指導要領の改定は、大方今の授業スタイルで問題ないという方向に。

 

主体的って誰にとって?

対話的って何をもって対話的とみなすの?

 

根本から考えないといけませんが、今のままの方向でこのまま進んでしまうのかな〜

 

10年後、20年後の社会の担い手となる子どもたち。

このままで良いのかと改めて考えさせられました。