放任と任せるの違い
先日、自分の算数の実践について管理職の方とお話しする機会がありました。
完全に理解していただけたとは言い難いですが、自分の思いは伝えることができたのかなと思います。
その話の中で、繰り返し言われたことのひとつが、
「理想としては先生の言っていることは分かる。だけど、話を聞いているとそれは子どもたちに対する放任なのではないか?」ということでした。
確かに、先生がほとんど教えないと聞くと、そう思われるのは仕方ないのかなと思います。
自分自身にもこれは放任しているのではないか?
と何度も問いかけてきました。
ただ、何も手立てをうたず、
「この問題を全員が解けるようになること」
などの課題だけ提示し、後は勝手にやってねだとそれは放任だと思います。
子どもたちが安心して自分たちの力で学んでいけるようにするために、学びの足場を作ること。
それが放任と任せるの違いなのかなと最近は思います。
課題は明確か。
ゴールは設定しているか。
振り返りを次に生かしているか。
教室環境はどうか。
子どもたちの人間関係はどうか。
評価は適切か。
色々と要素はあるなと感じていますが、まだまだうまく言葉にはできません・・・
ただそれらをしっかりと自分の言葉にして説明できないと周りは納得してはくれない。
子どもたちに求める学びと大人に必要な学びに大差はないなと考えさせられた1日でした。