学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

『学び合い』授業参観

 

今日は運動会の代休。

ということで、『学び合い』実践者であるO先生の授業を見させてもらいに行きました。

 

なんだかんだ、『学び合い』の授業を生で見たことはなくて、初めてほかの方が実践されている『学び合い』を見ることができました。

 

見学したクラスは2年生。

低学年の『学び合い』となると、わいわいとにぎやかな雰囲気なのかなと思っていましたが、子どもたちはしっとりとした雰囲気でそれぞれ課題に取り組み始めていました。

 

途中からは自分の理解を深めるため、全員が理解できるようにするために、子どもたちがお互いにプリントの問題を説明し合っていました。

 

O先生も言っていましたが、子どもたちは説明することが好きなんだな〜と見ていて感じました。

低学年の頃から、友達と対話の経験を積み重ねること。

そういった経験を通して、ほかの人の話を聞くことは自分にとって有意義だという実感を重ねていくこと。

そうしていくこと、

「静かにしなさい!」

「話を聞きなさい!!」

という風に教師が怒鳴る機会も減っていくんじゃないかなと。

低学年のうちから対話の経験を積み重ねていくことの重要性を考えさせられました。

 

 

『学び合い』の様子に関しては、本や動画で見ていた通りなので、

「うんうん。やっぱこうだよね〜」

といった感じなのですが、1番印象的だったのが、一つ一つの実践にO先生の理念(考え方)がしっかりと基盤にあること。

教室環境、掲示物、係活動、学級通信、授業のプリントなど1つひとつ丁寧に説明してもらって、ひしひしと伝わってきました。

 

同時に自分に足りないのは、ここだなと。

 

色んな実践を知って、

「これクラスでもやってみよう!」と思い、取り組むけど、結局それは岩瀬さんが言うように、

実践のパッチワークになってしまっている。

子どもたちは、目新しい取り組みなので、初めはそれらに食いついてくるけど、深まっていかない。

それは実践の根底にある理念を自分自身が深められてないからなんだろうなとO先生の教室を訪ねて思いました。

 

 

理念の大切さは分かっていたけど、やっぱり難しい。

まだまだ勉強が足りません。

だけど、やっぱりほかの人の教室を見ることはたくさん学ぶことがあるということを実感できました。

中々行ける機会って働いているないけど、チャンスを伺って他の実践者の教室にも行ってみようと思いました。