学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

西脇KAIに参加してきました

 

今日は10連休の目玉イベント

西脇大放談KAIに参加してきました。

 

「明日から使えるネタ大放出!」というセミナーのタイトルのように、今までに行ったことのある岩瀬さんやKAIさんの対話中心のセミナーとは異なり、お三方のネタや実践を知り、体験することがメインでした。

 

しかし、後半の大放談会では雰囲気一変、

岩瀬さん、KAIさん、伊垣さんに加えて、フリーランスティーチャーの田中光夫先生も加わり、

「ぼくらはネタとどう付き合っていくか」

をテーマに参加者にリフレクションの問いを投げかけながら、対談が繰り広げられました。

 

 

その中で挙げられた問いの1つ、

 

手持ちのネタが増えればいい先生に近づくのか?

〜なぜぼくたちはネタを集めたくなるのか〜

 

対談の中でも語られていましたが、この問いの返答の1つに、教師自身の承認欲求があると思います。

おもしろい先生と思われたい、子どもからの人気を集めたい、ネタを広めて有名になりたい…などなど。

ネタが受ければ、子どもも笑顔になり人気も高まる。

しかし、それって岩瀬さんの言葉をお借りすると、子どもたちを餌を待つコイの状態にしてしまってるんですよね。

 

「先生、次はどんなことをしてくれるのかな〜?」

「次の先生は全然おもしろくない。」

「〇〇先生がよかった〜。」

というように、ある意味教師に依存させてしまうような状態にしてしまっているわけです。

 

かくいう僕自身も子どもからそんなこと言われたらちょっとほくそ笑んでしまうし、まだまだなんですが、僕がネタを集める理由の1つは自分自身が不安だからという理由もあります。

 

今のままではいけない。

何かを変えないといけない。

 

そんな思いから、いろんな本やセミナーで得たネタや実践をとりあえずやってみる。

 

しかし、少し時間が経つと子どもたちが飽きてしまったり、自分自身が続ける余裕がなかったりしてやらなくなってしまう。

 

正に岩瀬さんの言う

方法のパッチワーク化です。

 

いけないな〜と分かっていながらついつい陥ってしまう、方法のパッチワーク化…。

ただ、今日のセミナーに参加してそれらも無駄ではないのかな〜とも感じています。

何事もトライ&エラーを繰り返して、振り返りをし次につなげていくことで自分の教師としての力量を高めていく必要がある。

方法のパッチワークとかしていたネタや実践をもう一度見つめなおして、繋ぎ合わせることができればこれからにつながっていくのかなとも感じました。

(できればパッチワーク化は避けたいですが…。)

 

 

さて、最後にリフレクションの問いとして上がったのは、

教師として成長するのに大切なことって何だろう?

 

こういった問いのとき、必ず上がるのが理念か実践か問題。

ただ、これは苫野先生の言う、問い方のマジックに陥ってしまっているわけで、単純に考えてどちらも大切ということだと思います。

 

僕のイメージとしては、理念は焚き火の火であり、実践は薪です。

 

理念の火を灯し続けるために、精選された薪を選び投入し続ける。

 

理念の灯火が燃え続けていれば、クラスを温め、それがクラスにとっての道しるべともなるのかなと思います。

 

だからこそ、まずはその元となる薪をどのように選び、加えていくのかも大切になってくると思います。

 

薪はたくさんもっているに越したことはなくて、状況や目的に応じて適宜投入することも大切。

 

こんな風に、自分なりの理念と実践の関係についてのイメージをもつことも教師としての成長の一歩となるのかなと感じました。

 

 

とりあえずは日々の実践を自分の理念と照らし合わせながら取り組むこと。

そしてその振り返りをすること。

この2つはこれからさらに力を入れて継続していこうと思います。

 

GWも終わりに近づく中、学び多き一日でした!