学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

『学び合い』ビギナーズセミナー 『学び合い』✖️イエナプラン

 

忘れないうちに。

『学び合い』ビギナーズセミナー第5回『学び合い』✖️イエナプランに参加してきました。

 

ずっとお会いしたいと思っていた桑原さんとお話しすることができて感激です。

そして、恐縮ながらイエナプランについての概要を説明させてもらい、

自分にとってもイエナプランの概要を捉え直す良い機会でした。

 

『学び合い』とイエナプランに共通することはどちらも考え方、ビジョンを大切にしているということ。

プレゼンをまとめる上で、イエナプランの勉強をし直すうちに今の自分がいかにHow toに頼り、

岩瀬さんの言う、「方法のパッチワーク」に陥っているかを痛感しました。

 

ここ最近、ずっと自分の『学び合い』の実践と自分の語りやビジョンとのズレみたいなものを感じていて、もやもやとしていましたが、桑原さんとお話をする中で、少しずつヒントをつかめたような気がします。

 

会場でブロックアワーの時間の映像を流しましたが、

僕にとっては、あの風景が「あぁこれだよな。」

と感じた初めての瞬間であり、自分が教室で体現したい子どもたちの姿です。

 

ただ、現場に出て子どもたちと関わっていく中で、学校の文化に染まっていく自分と理想とのギャップを感じ、自分自身に嫌悪感を感じることが増えました。

 

『学び合い』を本を読んで、その通りに実践していても

「1人も見捨てない」を心から願うのではなく、武器のように振りかざす自分。

そして、自分が目指したいビジョンは本当に1人も見捨てないということなのか。

ということに疑問を持っていました。

 

今思うと、一斉授業ではなく、子どもたちが学び合っているという様子に満足していただけなのかも。

 

そこには個に寄り添うというもっとも基本的なことがなかったのかもしれません。

 

今、卒業を間近に控えた子どもたちの国語の作文や普段の会話の中で、全然知らなかった一面を知ることが結構あります。

その度に、自分って全然子どもたちのことを知らなかったんだなと反省です。

 

そして、表面上の学び合っている集団の様子にだけ満足して、個の学びのエピソードを看取ることができていませんでした。

自分の実践の良いところだけを切り取り、発信したり、することで自分が高まっていっていると勘違いしていたのかもしれません。

 

もう一度原点に戻って、まずは個に寄り添うことから始めないといけない。

そんなことを桑原さんのお話を聞いている中で、改めて思いました。