1年間の実践を振り返る① 〜振り返りジャーナル編〜
気づけばあっという間に初任の1年間が終わってしまいました。
修了式の日。
色々な感情がありましたが、1番強く思ったのは、
「もっと子どもたちに色々な力をつけさせてあげたかった。」
ということ。
自分が未熟なせいで、子どもたちにつけさせることができた力を身につけさせることができなかったのではないかという思いがありました。
もちろん、子どもたちの中には、ものすごく成長したなと思う子たちもいます。
だけど、それをもっともっと他の子たちにも広め、一人ひとりの成長を深めるためにはどうすればよかったのか。
それを考え、次の学年に活かすために、今年行った主な実践を振り返ってみようと思います。
今回は振り返りジャーナル編
振り返りジャーナルといえば・・・
「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)
- 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2017/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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岩瀬さんの実践です。
この春休みに再読したい本。
改めて、僕が振り返りジャーナルをやろうと思った理由を考えると
・一人ひとりの子どもとつながる手段をもちたかった。
・子どもたちに振り返りのサイクルを身につけさせたかった。
この2点が主になると思います。
しかし、実際にこの1年間取り組んでみて、改善すべきだと思ったことを挙げると、
・毎日書けなかった。
・コメントを書く余裕がなかった。
・テーマが思い浮かばなかった。
・ジャーナルを子どもたちとのコミュニケーションに生かしきれてなかった。
・ジャーナルの振り返りを次につないで、活かすことができなかった。
・書けない/適当に書く子がいた。
・内容が深まらなかった。
などが挙げられるかなと思います。
思い返すと反省させられることばかり・・・
ただ、この振り返りジャーナル、最初は書くのをめんどくさがっていた子も最後には、今日のテーマを楽しみにしていたり、書いた内容を僕に見せながら話してくれる子もいて、手応えはたしかに感じていました。
改善すべきは、こちらの意識。
忙しくなっていく中で、ジャーナルが億劫になり、ついつい今日はジャーナルなし!としてしまっていました。
岩瀬さんが言う通り、振り返りは毎日繰り返し、習慣化させないと意味がないと感じた一年です。
(このブログもそう・・・)
何より、自分自身が振り返ることのよさを体感できていないことも継続できなかった要因の1つかなと感じています。
やっぱり、考えて文章にまとめることをめんどくさな感じる自分がいます。
それって子どもも同じなんでしょうね。
ただ、2月にKAIさんのワークショップに参加し、振り返りがもたらす影響ってやっぱり大きいと感じ取り、自分も習慣化するまで、振り返りを継続したいなと思っています。
さてさて、そこで4月から振り返りジャーナルを継続させるために意識すること
・目標に基づいた学級経営・授業
これも反省点なんですが、大切さがわかっていながらも、今年は学級経営がお飾りになってしまっていました。ジャーナルを定着させるためにも、どんなクラスにしたいのか?学級目標に近づいている?と定期的に振り返ることはやっぱり重要。
授業も同じで、『学び合い』で全員達成しなかったとき、こちらが見取ったことを子どもたちに語ることも大切だと思いますが、子どもたち自身が感じ取った振り返りを全体で共有した方が次に生かされていたようにこの一年で感じました。だからこそ、目標をしっかりと定め、それに基づいた振り返りをしていきたい。
子どもたちが「書かされている」と感じるのではなく、自分たちの成長のために必要な振り返りと感じられるようにしたいです。
・見通しをもつこと
5年生はいろんな行事があって忙しい。書こうと思っていたら、バタバタして書けない・・・なんてことが多々ありました。それを防ぎ、ジャーナルを書く時間を確保するためにも1週間の見通しをしっかりと持つことを4月から意識したい。1週間をしっかりと見通すことで、テーマにしたいことも浮かんできそう。
・ジャーナルを子どもたちとのつながりにもっと生かす
ジャーナルを読んで、簡単にコメントしてそれで終わりということが多々ありました。
つまり、自分自身がそれを丸付けのような作業にしてしまっていたこと。
もっとジャーナルに書いてある出来事を一人ひとりとコミュニケーションをとるきっかけにしたり、他の子達とつなげるようにしてあげたかったなと感じたので、それを意識したい。
・自分自身がふりかえりのよさを体感すること。
振り返りなくして成長なし。
この一言に尽きます。2年目の自分のテーマは振り返り。
ざっと書きましたが、とにかくまとまってなくても、一旦言語化することで自分の頭の中は整理されていきますね。きれいにまとめようとするのではなく、最初は雑でもいいから自分のこの一年を振り返って次に生かそうと思います。
次回は『学び合い』をテーマにやってみよう。