学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

足並みをそろえることが平等なのか

 

1学期が終わりました。

2年目ということで、去年とは違った課題や悩みが見えてきた1学期。

結局ブログも更新できずじまいでした・・・。

この夏休みはしっかりとインプットをしつつ2学期に備えたいです。

 

さてさて、1学期が終わり職員室もゆる〜い雰囲気になっている中、1学期の行事の反省が行われました。

そこで話題になったのが遠足のおかしについて。

 

遠足のおかしを無くした方がよいのではないかということです。

 

なぜこの話題が出てきたかというと、アレルギー児童が多いから。

本校では遠足のお菓子を学校で用意し、前日に配布します。

(この時点で自分の子どものころとの違いに驚きました。)

しかし、アレルギーの児童に対応するとどうしてもその児童だけ違ったお菓子を用意しなければならなかったり、家庭でお菓子の入れ替えをしてもらわなければならない。

アレルギーをもつ児童の家庭にそういった対応してもらわなければならないことや、栄養士の先生の負担、アレルギー児童が誤って他の子のお菓子を食べてしまうリスクを考え、遠足のお菓子を廃止したほうが良いのでないかということでした。

 

色々と意見は出ましたが、結局は遠足のおやつがなくなってしまうのは寂しい。

だから、アレルギー児童のリスクも考え、みんなに同じお菓子を配る従来のスタイルのままで良いのではないかということでした。

 

話を聞きながらこれは教室における授業と同じなのではないかという風に考えていました。

教室には様々なニーズをもった児童がいる。

その子達全員が分かる授業をすることは難しいし、手間がかかる。

ならば、一律にある一定の水準をみたした授業をみんなに提供すれば全員が分かるはずだ。

 

言葉足らずですが、こんなイメージ。

単純に授業と比べられることではないけど、やっぱりみんなで同じことを同じようにやることが学校の中の文化として強いなぁと1学期を通しても感じました。

 

子どものために足並みを揃えているようで、根底には教師の都合になっていないか。

色んな場面で自分に問い続けたいと思います。