体育の授業は個別化・協同化の可能性に溢れている?
昨日は研究授業の参観をしてきました。
教科は体育。
正直あんまり期待していなかったのですが、ものすごく面白かった。
6年生の跳び箱を中心に見学しましたが、かなり刺激を受けました。
まさしく学びの個別化と協同化の融合といえる実践。
子どもたちはそれぞれの課題ごとにグループに分かれ技を練習していました。
一人でもくもくと飛び続けて、ポイントを確認する子。
友達にアドバイスをもらいながら飛ぶ子。
タブレットを使って飛ぶ姿を取ってもらい、それを友達と見ながら、飛び方を考える子。
技を習得するために、いろんな学び方が承認されていました。
時間が過ぎた後のグループごとによる振り返りも良い感じ。
それぞれが自分の課題を見つけて、次の時間に気をつけることを振り返りノートにしっかりと書いていました。
授業公開だけど、先生が何をしているかというと、
・場の安全の確保
・それぞれの児童へのアドバイス
まさしく学びの伴走者です。
とにかく体育でも、子どもたちが課題を見つけ、自分たちの力で課題を解決するために学び合うことはできるんだと色んな刺激を受けた時間でした。
しいていうなら、課題ごとの子どもたちの学び合いは促進されていたけど、課題間グループごとの交流がなかったことが少し気になりました。
しかし、安全面や一人ひとりの学びの深まりを考えると、難しいのかもしれません。
体育の授業の中では、この学びの形が受け入れられるけど、それ以外の教科だと受け入れがたいのは何故だろう・・・?