研修で何を伝えるか。その先に何を望むか。
年明けに2回、一人一台端末の研修をすることになっている。
これまでやってきた研修はHow toの側面が多かった。
急ピッチで端末を配布し、活用しなければいけない状況となり、最低限の使い方を全ての教員が周知しておく必要があったからだ。
端末を配布して、2週間弱。
同学年の先生方はどんどん試してみて、自分なりの活用の仕方を編み出しているようだが、他の学年には中々普及しない。
ネットワーク等の問題ももちろんあるが、何よりも、
「よく分からない・・・」
「使わなくても授業できるやん。なんでわざわざ使う必要あるの?」
「めんどくさい」
そういった思いが感じられる。
だからこそ、ここらで「何のための一人一台端末なのか?」という話をしていこうと考えているが問題はどう伝えるかだ。
基本的に現場では、こういった理念の話は敬遠される。
そんなのいいからどう使うのかをレクチャーしてほしいと言われたこともある。
だが、「何のため?」という土台を全員で確認して、共通了解を得ていないと今後間違いなく端末の使い方等で色々といちゃもんをつけられたり、
端末の使用から逃げ続ける人が出てくるのは目に見えている。
というわけで、自分自身何のための一人一台端末なのかを再び勉強中。
文科省の資料を再読したり、
こういった本を読んだりしているわけだ。
時間をかけてこういった研修を考えるのは、自分が端末を使ってやりたいことを文句言われずにやれるようにするためでもある。
例えば、こんな実践。
3学期に挑戦してみたいな〜と思っているところ。
結局、研修を実施する自分が一番学びになっている。
これはこれでありがたいことなんだが、理想は自分以外の誰かが実践を発表するできるようにすること。
何より、「やれそう」「やってみよう」と思ってもらうことであり、行動変容が起きることだ。
そのために何を語るか。どう語るか。
とりあえず冬休みにたたき台を作っておこう。