もやもやが探究心を生む?
今日の算数の授業。
ずっと一斉授業で取り組んできた資料の特徴を調べようの単元です。
今日はそのまとめのような内容。
今まで平均を求めたり、数値のちらばりを数直線や表、グラフでまとめたことを通して分かったことを改めて相対表にまとめて、東小屋と西小屋の卵を比べてどちらが重い卵がよく産まれたといえるのかを比べてみるという授業でした。
この表をもとに、東小屋派と西小屋派で意見が分かれました。
色々な観点で意見を主張するディベートのような雰囲気は見ていてとてもおもしろかったです。
結果として、ある子が言った、
「捉え方によってどちらかが重いかは異なる。」
という答え。
こちらからすると、指導者通りの模範解答で
しめしめといったところです。
しかし、子どもたちは
「今まで、色々調べてきたのにそれ!?」
といった反応でした。
「絶対にどちらが重いか確かめる方法があるはず…。」
と様々な案をだしてくる子もいました。
今まで算数の学習って絶対的な1つの解にたどり着くものと思っていた子どもたちからすると、今回のまとめはかなり衝撃的だったようです。笑
しかし、今回のように答えに納得いかなくて生まれるもやもや感が探究のもととなる火種を育てる。
そんなことを感じた瞬間でした。
そして、個人的につぼだったのは、
重さを正確に比べられる北小屋を作るというもの。笑
ネタだけど、とにかく試行錯誤しようとするスタンスが好きです。
とても盛り上がって一斉授業のよさも感じた授業でしたが、やっぱり全ての子がそのおもしろさを感じる授業ってやっぱり難しい。
割合の求め方がわからない子。
グラフを正確に読み取れない子。
比べる視点が分からない子。
つまづく要素はいくつもあることも感じたし、そういったところでつまづくこからしたら、退屈でしんどい授業だったとも思う。
そんな子たちも含めて、もやもやから生まれる探究心の火種を灯し続けられるような授業の在り方を追求しないといけないなと感じた1時間でした。