学びの車窓から

小学校教員です。日々の実践、考えたことをつらつらと。

2018-01-01から1年間の記事一覧

自己主導の学び①〜割合の表し方を考えよう〜

途中からではありますが、算数は今日から自己主導の学びへと切り替えることにしました。 というのも、先日『学び合い』ビギナーズセミナーで川西先生の教室の映像を見せていただいたことがきっかけ。 少人数のクラスでしたが、そこにはゆるやかな協同性をベ…

工藤勇一校長の話を聞いてきました

今日は直方市まで行ってきました。 目的は工藤勇一校長の講演会を聞きに行くため。 “学校の当たり前” を見直す 公立中学の挑戦 | おはよう日本 関東甲信越 | @首都圏 | NHK 「公立の中学校の学校改革を進めている方」 ぐらいの知識しかなかったのですが、話…

野菜ジュースと野菜サラダのお話

今日の研修でのお話。 どんなクラスを作りたいかというイメージで、講師の先生は野菜ジュースと野菜サラダの例えを使っていました。 野菜ジュース →それぞれ違うものを混ぜて、一色にしてしまう。 野菜サラダ →それぞれの野菜を混ぜているけど、それぞれの野…

伝えることこそ求められる

今日の研修の中で、印象的だった言葉。 「テクノロジーは人に教えることはできるけど、伝えることはできない。」 なんだか自分の中にすっと落ちた言葉でした。 教えることはもちろん大切なんですが、教えることはテクノロジーの発達によって生身の人間が行う…

不登校

不登校と聞くとマイナスなイメージを大学2年生くらいのころまでは思っていました。 それが変わり始めたのがおそらく大学3年生くらいのとき。 学校に行かないという選択もあるのだと知りました。 そして、学校に行けないという現状があるということも。 学校…

意欲

意欲が湧きません。 1学期を振り返ってみると、自分の中のモチベーションがすごく下がっていたなと感じます。 現場に出て、理想と現実のギャップを噛み締めて 「どうせ無理」 と心の中で思っていたのかもしれない。 1年経ったから変わってしまうもの、見え…

足並みをそろえることが平等なのか

1学期が終わりました。 2年目ということで、去年とは違った課題や悩みが見えてきた1学期。 結局ブログも更新できずじまいでした・・・。 この夏休みはしっかりとインプットをしつつ2学期に備えたいです。 さてさて、1学期が終わり職員室もゆる〜い雰囲気に…

放任と任せるの違い

先日、自分の算数の実践について管理職の方とお話しする機会がありました。 完全に理解していただけたとは言い難いですが、自分の思いは伝えることができたのかなと思います。 その話の中で、繰り返し言われたことのひとつが、 「理想としては先生の言ってい…

歴史の授業のカリキュラムマネジメントを考える

6年生担任になって悩んでいることのひとつ、それが・・・ 歴史の授業がつまらない! 歴史自体は好きな子も多いし、僕も学び直していて歴史っておもしろいなと思うのですが、授業がつまらない。 教科書読んで、板書写して、話を聞くという子どもたちにとって…

ゆとりって大切

家庭訪問も2日目です。 今日は校区外の家庭訪問があったので、そのまま直帰させてもらいました。 家に早く帰れると、心にゆとりが生まれるなとしみじみ思います。 個人的に、放課後の職員室があまり好きではありません。 次々にやってくる仕事。 周りから聞…

家庭訪問スタート

今日から家庭訪問が始まりました。 どのご家庭でも、普段知らないような子どもたちの話が聞けておもしろかったのですが、 印象に残ったのは、クラスの中で学力的にも生活面でも支援が必要な子の家庭訪問。 リビングには、前回行った文字と式の算数のテスト(…

算数自己主導の学び 振り返り〜文字と式〜

算数では、単元まるごと子どもたちに委ねる自己主導の学び(子どもたちはジコマナと呼びます。)を進めてきました。 文字と式という単元で、4時間という短さと比較的簡単な内容であるため、単元表を手渡し、実験的に進めてみました。 作った単元表はこんな感…

自立

久しぶりに大学の同級生と電話しました。 公立の学校ではないけど、学校現場に関わって色々と奮闘しているようでした。 それぞれ場所や立場は違うけど、不安や悩みがあるときに、対話することができる相手がいるってやっぱり大事。 最近読んだ本に、自立とは…

『学び合い』授業参観

今日は運動会の代休。 ということで、『学び合い』実践者であるO先生の授業を見させてもらいに行きました。 なんだかんだ、『学び合い』の授業を生で見たことはなくて、初めてほかの方が実践されている『学び合い』を見ることができました。 見学したクラス…

運動会終了

運動会が終わりました。 去年より、早い日程で行われ、準備期間も短い中なんとかやりきったという感じ。 今回の運動会は色んなことを考えさせられた。 子どもたちに委ねると放任することの違い。 チームとして成長するためにどんな手立てを教師がうつのか。 …

2年次研修

自分のためのメモ。 2年次研修の研修テーマを今週出さないといけません。 まぁ従来通りの授業でそつなくこなすという選択肢もあるけど、研修で言われた通りやりたいことをやるなれば、 単元を通した算数科学習における学びの個別化と協同化〜学びの状態の可…

コミュニケーションの量

今とにかく子どもたちのコミュニケーションの量を増やすことを意識しています。 というのも、去年は対話の時間がとれなかったなぁという反省。 そして、この本を読んだことから 宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。 作者: 長尾彰 出版社/メーカー…

理想のビジョンは共に描く

先週から算数で『学び合い』をスタートしました。 今回は3回目の『学び合い』。 今までは課題が簡単すぎたせいか、全員達成をしていました。 そこで今回は課題をしっかり練り取り組んでみました。 結果、全員達成ならず。 今までの課題が簡単すぎたせいなの…

喜びと戸惑い

バタバタと忙しい日々が続いていて、振り返りができずじまい… 今年は持ち上がりで6年生の担任をしています。 その中で、嬉しい気持ちと複雑な心情が入り混じったことが。 昨年、自分のクラスだった子たちが中堅といわれるくらいの先生たちに 「『学び合い』…

明日はいよいよ

始業式です。 学級びらきに向けて、色々考えてたらワクワクしてきました。 今年のテーマは「自立」です。 集団の中でいかに自立した個を確立して、それぞれの良さを生かしながら協力していけるクラスを作れるか。 去年ずっともやもやしていたものが最近言語…

生産性

新年度が始まり、バタバタです。 やることがたくさんあって仕事が終わらない… そんな状態が続くと心が病んできます。 そんな中でどれだけ仕事の中で生産性を上げていくかを考えていくのが重要だと思うのですが、中々うまくいきません。 教員の労働環境の悪化…

UDとは?

いよいよ新年度がスタート。 赴任された先生方とも挨拶をし、新学年で話し合いをしている中で、学級目標の掲示とデザインについての話題が上がりました。 赴任された先生の前任校では、UDを意識して、学級目標を白黒で書き、教室の前面には掲示しなかったと…

読書記録〜先生と子どもの「怒り」をコントロールする技術〜

『学び合い』についての1年間の実践を振り返ろうとしていたのですが、中々考えがまとまらず読書に逃げていました。 しかし、久しぶりの良書に出会いました。 先生と子どもの「怒り」をコントロールする技術 (ナツメ社教育書ブックス) 作者: 佐藤恵子 出版社/…

1年間の実践を振り返る① 〜振り返りジャーナル編〜

気づけばあっという間に初任の1年間が終わってしまいました。 修了式の日。 色々な感情がありましたが、1番強く思ったのは、 「もっと子どもたちに色々な力をつけさせてあげたかった。」 ということ。 自分が未熟なせいで、子どもたちにつけさせることができ…

卒業式練習

今日は初めて卒業式の総合練習がありました。 どこの学校でもやるように姿勢や、例の仕方、座るタイミングなど細かいところまできちんとするよう子どもたちは求められ、指導してきました。 うちの学校は人数も多く、1人ひとりに卒業証書を渡し終えるのに、約…

休み時間がないよ〜

卒業式の練習であわただしい毎日。 昼休みはインフルエンザなどで、仕上がってなかった図工の作品を仕上げるために図工室で作業です。 そんな中でクラスの女の子が 「今週昼休み全然遊べません!休み時間がないよ〜」と嘆きの声をあげました。 全くもって同…

発表=意欲?

成績づけシーズンとなってきました。 毎回評価の項目が挙げられる度に、どの教科にも「発表」が意欲の観点として入っているのが気になってしまいます。 発表することって意欲なんだろうか。 このことを考え始めたのは、教師になることを真剣に考え始めた大学…

来年度のことを考える

人事のことなどもあり、来年度のことについて職員室で話すことも増えてきました。 まだ何年生担当になるかは分かりませんが、今の子どもたちの様子を見ていて来年度重点を置きたいなと考えていること。 それは対話です。 1年間振り返って、圧倒的に対話の量…

懇談会

昨日は最後の懇談会でした。 個人的には、写真やムービーを使って1年間を振り返る形にしたかったのですが、学年で揃えるということで、一切なし。 プリントに沿ってお話をしました。 保護者の話を聞きながら、自分自身も1年間を振り返っていました。 もっと…

最近読んだ本と積読

最近読んだ本 学校は、何をするところか? 作者: 苫野一徳,菊池省三 出版社/メーカー: 中村堂 発売日: 2018/02/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 苫野先生の本は読むたびに、原点に立戻らさせてくれるなと感じます。 何のための教育か。 色々…